まず最初に、今回の熊本地震で被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な日々が訪れ、皆様の生活が元通りになることをお祈り致します。

さて、私達は5回目のチャリティー展を終えることが出来ました。5名の新しい仲間と東北からの5名、そしていつもの47名の作家達、またギャラリー幹さん、ボランティアの方達みなさんのご協力のおかげです。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

10年継続する予定でスタートした、このチャリティー展も道半ばとなりました。いろいろな問題点も見えて来つつあります。薄れて行く震災への関心。作品の選定、入札開始価格の設定、会期中の会場への参加の仕方等。これまでの経緯を振り返りより良いスタイルを見つけて行きたいと考えています。是非、みなさんからのご意見をお聞かせください。

今回の入札総数は135、落札数は昨年を4件上回り70件となりました。総額も昨年を上回りました。景気低迷の折、心配していた作品の動きは、小品はもちろんのこと、大きめの作品も動きを見せています。つまりは、良い作品は関心の対象となり、やはり動くということです。たとえ入札がなくても、人の心に響き会場を大いに盛り上げる役割は十分にできると思います。会場で強く実感しました。ですから、少し残念に思うのは、もっと作家の方々に会場に来ていただきたいということです。入札者への後押しにも、作家同士の交流の場にもなると思うのですが…いかがでしょう?(余談ですが、そのためにもささやかですが昼食は用意しています)

来年は、AMDAから震災被災者のケアを行っている鍼灸のチームや医療従事者を目指す被災者への奨学金制度など、支援状況の報告もありそうです。
来年も更に盛り上げていこうと思っています。みなさんからの一層のご協力をお願い致します。

「倉敷からの風」代表 杉田修一